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出産法 大切なあなたと赤ちゃんのために
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妊娠、出産は女性にとって大きな喜びであり、約10カ月間にわたる大仕事。少子化が進む現代ではパートナーをはじめ、ご両親にとっても新しい命の誕生はかけがえのないものです。生命誕生の現場に携わる者として、もっと自分たちにできることはないだろうかと模索していた時期に《ソフロロジー式分娩法》を知り、そのお産の考え方に共感し勉強会に出席させていただきました。県内でも取り入れている病院は増えており、その大きな理由の一つは単なる分娩方法ではなく、妊娠から出産、育児を通してこれから母親になる女性に不可欠な《母性》の醸造・確立へとつなげる分娩法だということがあげられます。
ソフロロジー分娩法で出産した妊婦さんのおだやかな表情と赤ちゃんへの愛情は、これからの時代に必要とされる出産法だといえます。難しいことは何もありません。あなたと、あなたの大切な赤ちゃんのために、スタッフ全員力を合わせてサポートさせていただきます。


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●ソフロロジー式分娩法●


ソフロロジー(イメジェリー)ってなんだろう?

もともとスペインの精神神経科医が精神の平安と安定、調和を得るための方法を学ぶ学問として創案したもの。その中心となるのは、ヨガの呼吸法や禅の瞑想など東洋の技法です。  
ヨーロッパではリラックス法として精神科や循環器科、胃腸科、歯科などでも取り入れられていて、簡単に説明すると「どうやったら精神的にリラックスできるか」というトレーニング方法です。フランスで分娩法に生かされていたソフロロジーを日本人向けに開発し広めたのが、九州の産婦人科医の松永先生です。


蝶あるがままを受け入れる
出産に対する妊婦さんの最大の不安は、「陣痛による痛み」でしょう。出産に陣痛はつきものと頭では分かっていても、やはり現実には痛いものは痛いのです。けれどその痛みを《赤ちゃんが産まれてくるエネルギー、喜びの痛み》として発想を転換し、痛みを積極的に受け入れ、乗り越えることができるのです。結果として当院でも穏やかな出産が多くなりつつあります。

蝶母性を育む
私たちの家庭環境は少子化や核家族化、地域社会の変化により、昔と違って母性が育ちにくいといえます。女性にもともと備わっているはずの、子をいつくしみ育てる《母性》を覚醒させることは、その後続く育児にとても重要なことなのです。ソフロロジーでは出産は育児の通過点であり、妊娠が分かった時点から育児は始まっていると考えます。出産を最終目標にするのではなく、豊かな母性を持って育児をすることこそがゴール。そのために産前教育が必要なのです。

蝶ソフロロジー式分娩法のメリット
準備教育のイメージ・トレーニングにより痛みへの不安などを取り去り、心身ともにリラックスした状態で出産に臨めます。
リラックス効果により筋肉の緊張がほぐれ、過度にいきまなくても赤ちゃんは自然に下りてきます。会陰の裂傷は最低限ですみ、回旋異常も少なくなります。
産前教育により、妊娠が分かった時から出産・育児へ向けて母性を覚醒させます。出産後は母親としての自覚が自然に生まれ、これから始まる育児へと途切れることなくつながっていきます。カンガルーケアにより生まれたてのわが子を抱いている姿には、母親としての自覚がすでに芽生えているようです。
医師や助産師に管理されるのではなく、あくまで妊婦さんとお腹の赤ちゃんのペースで出産できます。自分のリズムで産みたい人には最適ですね。
母性を育てる産前教育によりマタニティブルーになりにくい。などなど…



ソフロロジーは誰でも自宅でできるイメージ・トレーニングです

当院ではリラクゼーションBGMを流し、リラックス法、呼吸法の練習をします。これは回を重ねるほど効果が表れます。もし通っている産院がソフロロジー式分娩法を取り入れていなくても大丈夫。どんな出産方法にも応用できますし、出産後も訓練した内容はあなたの強い支えになるでしょう。たとえ上手にできなくても悲観しないでください。妊婦さん一人一人のお産があっていいのですから、
当院で出産のご予定がない妊婦さんも、どうぞお気軽に教室にお越しください。ご夫婦での参加も歓迎します。詳しくは教室案内、母親学級のページをご覧ください。


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